【エイブラハム】もうワクワクしない夢は手放してもいい?昔の目標に縛られて苦しい人へ


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エイブラハムの言葉をチャネリングできる、エスターヒックスさんのワークショップの内容を日本語に翻訳しています。
エイブラハムの引き寄せの法則について詳しくない方にとっては、少し分かりにくい内容かもしれません。
今いる場所や状況によっても捉え方が変わってくると思いますので、人それぞれ自由に解釈して頂けたら幸いです。
エイブラハムの書籍がたくさん出版されていますので、そちらを読んでからご覧頂くことをオススメします。
ぜひ、宇宙の叡智に触れて、いろんなメッセージを受け取ってくださいね。
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【エイブラハム】もうワクワクしない夢は手放してもいい?昔の目標に縛られて苦しい人へ



エイブラハム、今日話したいテーマは「荷物」なのです。
感情的なもの、文化的なもの、心理的な荷物についてです。
私のガレージの横には、20年以上持っている古い車が3台あります。
その車にどんな改造をしたいか、どういう順番で進めるか、必要な道具や部品を探したり、そんな計画を立てる時間をたくさん楽しんできました。
でもここ数年、以前ほどワクワクしなくなってきたのです。
車をいじる工程を考えても、あまり喜びを感じなくなってきました。
その車を持っている間に、実際に何か行動はしましたか?
それとも、頭の中のゲームのようなものでしたか?



いや、実際に手も動かしました。
実は1台は完全にバラバラにしてあって、家族からはかなり不満も出ています。
でも私が感じるのは、昔の夢や目標を、今も持ち続けていることが、今の自分にはもう合っていないのかもしれない、ということなのです。
それは、「もう適切ではない」わけではありません。
ただ、あなたがその夢を「生きたままにしているか」あるいは「眠らせているか」という違いだけです。
つまり、「持ち続けるべきじゃない」とか「間違っている」ではなく、それが「今もアクティブかどうか」だけなのです。
「感情的な荷物を持ち続ける」ということについて話していましたね。
私たちが“感情的な荷物”という言葉を使う人から感じ取る波動を、“引き寄せの法則”の言葉で言い換えると、それは「あなたが今も波動の中でアクティブにしているもの」なのです。
荷物の中には“良い荷物”もあるのです。
たとえば、ジェリーとエスターが旅をするとき、彼らも“荷物”を持っていきますよね。
でもその中には、旅に必要なものが入っています。
だから“荷物”という言葉自体は、必ずしも悪い意味ではないのです。
つまり、あなたが今の意図と波動的に調和している荷物もあれば、今の自分とはもう合わなくなった荷物もある、ということです。



まさにその通りです。
実は、それが私の本当の質問の核心なのです。
もし“昔の目標や夢に関する荷物”があるとしたら、私たちは「途中でやめるな」「夢を追い続けろ」「一度始めたことは最後までやりなさい」とずっと教えられてきましたよね。
だから、もしかすると私は、もう必要なくなったものを、ずっと持ち運びすぎてきたのかもしれないと思うのです。
それはよくあることです。
多くの人が「夢を最後まで追い続けなきゃ」と思って、それに縛られてしまうのです。
つまり、「一度“欲しい”と言ったから、今も“欲しい”と言い続けなければならない」そんなふうに思ってしまうのですね。
でも、たとえそこにもう感情の動きがなくても、“昔言ったことだから”と、それを維持しようとしてしまう。
それはまさに、“行動の旅”に偏ってしまう状態なのです。
でも私たちは、今のあなたが歩んでいる“感情の旅”にもっと意識を向けてほしいと思っています。
人生のある段階では、その時期の経験が新しい夢を生み出します。
それが、あなたが言っていた“未来への打ち上げ”なのです。
それは、「あなたが未来に打ち上げたすべての願いが、必ず現実化する」という意味ではないのです。
前にも言いましたが、それらは“波動の預かり場所”の中に保管されていて、あなたがそれと波動的に一致したときにだけ、現実化するのです。
この質問はとても本質的ですね。
あなたはこう尋ねているのです。
「過去の自分が放った願いや目標が、今の自分とはもう波動的に合わなくなっていることってあるの?」と。
さらにこうも聞こえました。
「過去に放った願いは、全部受け取らないといけないのでしょうか?」と。
それに対して私たちはこう言います。
そのすべてを“現実として受け取る”には、20回、30回、50回…、あるいは1000回の人生が必要かもしれません。
あなたは、空間と時間の中を波動的に進化し続けている存在なのです。
放った願いのすべてと波動が一致するわけではないし、中には一度も一致しないものもあるでしょう。
つまり、「過去の夢をすべて生きなければならない」
そんな義務は、あなたにはありません。
でも、ここで大事なのは、“その夢にはエッセンス(本質的な願いの波動)があった”ということです。
あなたがこれまで放ってきた多くの意図や願いには、それぞれに“エッセンス”が宿っています。
たとえば、今はもう車を修復したいとは思わなくても、その夢が持っていた“エッセンス”、「創造する楽しさ」や「形にする喜び」は、今もあなたの中に生きているのです。
ただし、その願いが現れる“形”は変わるかもしれません。
たとえば、周りの環境や、ご近所の様子や、人との関係、家族の見方。
そういったものが全部、常に変化しているからです。
でもそれは、あなたの望みの“本質”が叶わないという意味ではありません。
むしろ、その本質は“新しい形”で、今のあなたに合うやり方で実現していくのです。
では、ここからが本当の答えです。
ここまで少し長くかかりましたが、このとても先進的な質問への答えはこうです。
行動としての目標をすべて叶えようとするのではなく、“感情の旅の本質”をたどっていくことに集中してください。
たとえば、それはこんな感じになります。
「私は今も気分よく過ごしたい」
「自分の時間を持ちたい」
「前進している感覚、成長している感覚を味わいたい」
「何かをいじったり、集中して取り組むのが好き」
「少しずつ進歩していくのが嬉しい」
そんな“感覚のエッセンス”は変わっていません。
でも、それを“どんな形で体験するか”は、変わっていいのです。



では、時々立ち止まって、「自分が本当に望んでいること」や「今の自分の本質」を見つめ直す必要はあるのでしょうか?
それこそが、「自分の感情を大切にする」というプロセスなのです。
あなたの“望み”と“信念”が一致していれば、それはすぐに現実になります。
でも、望んでいても信じられないなら、それは「今」ではありません。
だから、あなたの仕事は、望みと信念を“同じ波動の場所”にそろえることなのです。
あなたの願いは、今も常に放たれています。
あなたが「できるだけ気分よくいること」に集中していれば、宇宙はその波動にぴったり合ったものを、あなたが想像していたよりも完璧な形で見せてくれます。
宇宙は、あなたが望んでいることの
- 「タイミング」も
- 「形」も
- 「詳細」も
あなた自身よりもずっとよく知っているのです。
宇宙は、あなたがこれまでに放ったすべての意図、どんな小さな願いも、どんな経験から生まれた思いも、全部ちゃんと聞いてきました。
つまり、あなたが“リラックスして、受け取る許可を出す”だけでいいのです。
そうすれば、あなたがこれまで思い描いてきた以上の素晴らしい形で、次々と現実が現れ始めます。
それはときにあなたを驚かせ、でも必ず、あなたを心から喜ばせてくれます。
状況や環境というのは、いつも動き続けています。
あなたが唯一“安定させることができる”のは、自分の「波動の出力」だけなのです。
でも実は、それこそが“すべて”なのです。
なぜなら、その出力が、あなたに返ってくる現実そのものだからです。
あなたの“引き寄せの中心”である波動の核に意識を向けて、つまり「自分がどう感じているかを大切にして、できるだけ気分よくいよう」としていれば、すべてはうまくいくしかないのです。
では、先ほどの質問に関連して、もっと実践的に話しましょう。
あなたは外を見て、そこにある車たちを目にします。
動いていないどころか、これまでで一番バラバラになっている状態です。
そのとき、あなたには2つの見方ができます。
それを「心地よい」と感じるか、「不快だ」と感じるか。
自分を責めることもできます。
「自分には根気がない」
「やりたかったのに、計画性がなかった」
「近所迷惑かもしれない」
「車はどんどん古くなって、もう動くことなんてないかも」
そう思うこともできます。
でも、こうも言えます。
「これは自分が楽しんできたプロジェクトだ」
「この車たちは、私に集中する場所や喜びをくれた」
「たとえ走らなくても、私にとって意味のある存在だった」
まったく同じ状況を見ていても、「気分よく感じるか」「嫌な気分で見るか」を、あなたは選べるのです。
そして、私たちが伝えたいのは、たったひとつ。
いつだって、“気分のいいほう”を選んでください。
いつも、気分のいいほうを選んでください。
何よりも、気分のいいほうを選んでください。
そうしていくうちに、あなたの人生のすべては、自然と整理されていきます。
その状況について「気分よくいよう」と選べば、やがて“明晰さ”が戻ってきます。
その気分を保てば、古い部品を持っている人が、あなたの現実に現れるでしょう。
その気分を保てば、「何かやりたい」と思っている誰かが、「その車を一緒に直したい」と言ってくるかもしれません。
もしあなたが“気分よくいること”を選べば、あの車たちは、自分で元の形に戻り始めるのです。
冗談ではありません。
宇宙のすべては、“気分のいい波動”を中心に実現していくのです。
今車たちがバラバラになっているように見えるのは、あなた自身のエネルギーが少し散らかっているサインなのです。
つまり、自分を責めることもできるけど、その代わりに“自分を愛でる”ことを選べるのです。
たとえ、庭に部品が散らばっていたとしても。



ありがとうございました、エイブラハム。
奥さんから電話がかかってきても驚かないでくださいね。
もし彼女が電話をかけてきたら、「そんな話は全然知らない」と答えるつもりです。(会場笑い)
さて、調子はどうですか?
この感じがだんだんつかめてきましたか?
あなたが本当に「やらなきゃいけない」ことは何かありますか?
その「まだ終わっていないこと」は、それを終わらせる理由があるのでしょうか?
ただ単に、終わっていたほうが自分が気分よくいられるという以外の理由で。
ジェリーとエスターは、最近とても興味深い体験をしました。
1930年代に書かれたある本を、人からもらったのです。
ジェリーがその本を少し読んであげて、エスターが運転しながら聞いていました。
その本の著者は、「このスピードの速い時代」について書いていたのです。
「人生があまりに忙しくて、ついていくのが大変だ」と。
それを聞いたエスターは、思わず道路からはみ出してしまいそうになりました。
だってエスター自身、最近ずっと、インターネットのトラブルとか、ネットワークの設定とか、新しいソフトウェアとか、OSのアップデートとかに追われていたのです。
サポートセンターにも何度も電話していました。
それなのに、1930年代の女性が「時代の流れが速すぎてついていけない」と言っていました。
エスターは思わず言いました。
「これは面白いわ。“最先端にいる”ということは、いつの時代でも“最先端にいる”ということなのね」
“最先端”というのは、いつもまだ慣れていない“新しい場所”なのです。
その“新しい場所”の中でも、気分よくいる方法を見つけることが大事なのです。
エスターは少しショックを受けました。
だって、1930年代の“テクノロジー”なんて、今とはまるで違うと思っていたからです。
彼女は、自分の母親のことを思い出しました。
母親はいまだに、エスターが子どもの頃から使っている同じミキサーを使い、同じ電卓を使い、同じ電動タイプライターを使っています。
つまり、彼女の生活は“完全にコントロールされた世界”です。
でもそれは、ものすごく退屈なのです。
少なくとも、“最先端”ではありませんよね。
それから、私たちはエスターとジェリーにこう話しました。
「“最先端”という場所にいるということは、常に新しいもの、まだ知らないものに手を伸ばしているということなんだよ」と。
でも、もしあなたの一番の意図が“いい気分でいること”なら、どんな新しいことや未知のことにも、いつでも準備ができているのです。
そうすると、“未知”は怖いものではなくて、ワクワクする冒険に変わるのです。
エスターは思いました。
「きっと1930年代のあの女性も、進歩的な友人たちも、毎日必死で走り回って、“終わらせよう”としていたのね」と。
でも次にこうも思ったのです。
「でも、彼女たちは結局“終わらせなかった”じゃない」
つまり、1930年から今までにどれだけのことが起こったのかわかりますか?
彼らがどれだけ “やり終えられなかった” か、わかりますか?
そう思うと、あの頃彼女が抱えていた不安や心配って、なんだか全部むなしく感じませんか?
そして同じように、あなたが「やらなきゃ」と思って悩んでいること全部も、なんだかちょっと無意味に思えてきませんか?
あなたは、物事を“やり終える”ことなんて、そもそもできないのです。
やり終えることなんてできません。
そもそも、ここにあるものは“やり終えるため”に存在しているわけではないのです。
これらは、自分を証明するためのプロジェクトなんかではありません。
“やり終える”なんて、そもそも求められていないのです。
何かが存在している理由は、ただ1つ。
それをやることが楽しいからです。
車を分解して、また組み立てて、それを100回やったって、私たちはまったく気にしません。
“やり終えること”はゴールでもご褒美でもないのです。
大事なのは、それを扱って遊んでいる“そのプロセス”なのです。
あなたが、本当に腑に落としていくと気づくのは、人生の体験というのは、「今、それをどう扱っているか」ということだということです。
- 今その思考をするときどう感じるか
- 今その言葉を口にするときどう感じるか
- 今その行動をするときどう感じるか
- 今この瞬間にフォーカスしている自分がどう感じているか
それが“人生”なのです。
もしあなたが何かを“やり終えよう”としているのなら、はっきり言いますが、100年後でも、5年後でも、明後日でも、あなたが必死に仕上げたものを見て、誰かがこう言うでしょう。
「ね? やり終えるなんて無理なんだよ」
だから私たちは、あなたに少し力を抜いて、もっと旅そのものを楽しんでほしいと思ってこれを言っています。
だってこれは、終わりのない旅だからです。
もしあなたが“旅の終わり”に到達するまで自分にご褒美を与えないつもりなら、あなたは完全に見当違いの方向に向かっていることになります。
人生は“やり終えること”が目的ではありません。
それは、あなたを楽しませ、興味をそそり、前に引っ張ってくれる状況や出来事を見つけていく、終わりのない“永遠のバケーション”みたいなものなのです。
何かを“完成させること”が目的ではないのです。
車を何度分解しても、何度組み立て直してもいいのです。
“完成”することがゴールではありません。
その過程を遊ぶことこそが目的なのです。
人生とは、
- 「今、考えているときの気分」
- 「話しているときの気分」
- 「動いているときの気分」
その“今この瞬間”に感じている波動そのものなのです。
だから、“終わらせようとする”ほど、人生の本質からずれていきます。
だって100年後、あるいは5年後でも、あなたが必死で“終わらせようとしたこと”を見て、誰かがきっとこう言うでしょう。
「結局、終わりなんてなかったんだよね」と。
だから私たちはこう伝えたいのです。
もう少し肩の力を抜いて、旅そのものを楽しんでほしい。
この旅には終わりなんてないのです。
もし“ゴールに着いたら幸せになれる”と思っているなら、その木は登る価値のない木なのです。
人生とは、「達成すること」ではなく、「永遠のバカンス」みたいなものです。
心を惹かれる出来事を見つけて、ワクワクしながら進む。
それでいいのです。
だって、本当の人生は、“何かを終わらせること”ではなくて、“今を楽しむこと”ですから。









