エイブラハムの言葉をチャネリングできる、エスターヒックスさんのワークショップの内容を日本語に翻訳しています。

エイブラハムの引き寄せの法則について詳しくない方にとっては、少し分かりにくい内容かもしれません。

今いる場所や状況によっても捉え方が変わってくると思いますので、人それぞれ自由に解釈して頂けたら幸いです。

エイブラハムの書籍がたくさん出版されていますので、そちらを読んでからご覧頂くことをオススメします。

ぜひ、宇宙の叡智に触れて、いろんなメッセージを受け取ってくださいね。

ワークショップの内容は、ガイドラインに従って共有しています。
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【エイブラハム】内なる存在の導きを聞く方法

考えてみてください。

これはきっと気に入るはずです。

もしあなたがしばらく私たちの話を聞いているなら、私たちが瞑想についてよく話していることをご存じでしょう。

瞑想は、純粋でポジティブで抵抗のない思考と波動を一致させるための最も強力なツールです。

瞑想は、世界を創造する力に同調する方法です。

瞑想を通じて、その領域に入ることができるのです。

では、瞑想中には何が起こるのでしょうか？

効果的な瞑想では、意味のないものに意識を集中させます。

エスターはエアコンの音が好きです。

暑い場所に住んでいるので、いつもエアコンの音が鳴っているからです。

暑くない場所にいるときでも、携帯のアプリを使って空調の音を流して聞いています。

本当にそうしているのです。本当に。(会場笑い)

彼女にとって、空調の音は判断する思考を生みません。

「もっと良い音を聞いたことがある」と思うこともないのです。（会場笑い）

効果的な瞑想とは、何かに意識を向けることで心を静めることです。

それは刺激的なものでもなく、深く考えるようなものでもなく、本当に重要なものでもありません。

そうすることで、思考が静まり、通常は抵抗が薄れます。

抵抗が薄れると、自然に波動が上昇し、あなたのボルテックスや内なる存在の波動と一致するようになります。

その瞬間、まるで映画のような映像が頭の中に流れ始めるのです。

それは時に視覚的なものとして現れたり、時に聴覚的なものとして感じられることもあります。

考えてみてください。

これは本当に面白いですよ。

例えば、あなたが瞑想をしようと決めたとします。

波動を高め、映画を受け取るつもりで瞑想をします。

その映画がやってくると、それはただ心地良く感じられるものです。

内容としてはとても不思議なものだったりします。

それは、世界を救うような壮大なテーマではなく、あなたが今この瞬間に受け取ることができる、純粋に楽しいものなのです。

それは誰かの顔を見ることだったり、犬があなたの顔を舐めることだったりするかもしれません。

ある時、エスターは母グマと子グマのドキュメンタリーを見ました。

彼らは大きな木から蜂蜜を取っていて、お互いに舐め合っていました。

ナレーターは「このクマたちがお互いに感じている愛を見てください」と語っていましたが、エスターは「いや、彼らが求めているのは蜂蜜でしょ」と思ったのです。

でもその疑問から、クマたちは本当に何を感じているのか、愛なのか、それともただ蜂蜜が欲しいだけなのかと考えるようになりました。

すると、ある瞑想の中で、蜂蜜なしでクマたちが愛し合っている光景が浮かびました。

その静かな状態の中で、その問いへの答えが、まるで鮮明な白昼夢のような形で与えられたのです。

私たちは、皆さんにもぜひ、自分をソースである内なる導きの影響を受けた白昼夢を受け取る状態に置くことに意識を向けてほしいのです。

というのも、皆さんはよく、ソースとは異なる影響のもとで白昼夢を見ているからです。

寝ているときには、それを「夢」や「悪夢」と呼びますよね。

でも、同じことが白昼夢にも起こります。

良い白昼夢もあれば、昼の悪夢もあるのです。

…いや、それは変な言い方ですね。

「白昼夢」と「白昼の鏡」とでも言いましょうか。

つまり、どちらに転ぶかは、あなたがどの影響を受けているかで決まるのです。

考えてみてください。

あなたは少し時間を取ることを決めました。

20分あれば十分です。

それ以上は、私たちの視点からすると、長すぎます。

静かに心を落ち着けようと座る前に、頭をよぎる考えがあります。

例えば、さっき読んだメールのことです。

「あれ、何を考えて送ってきたんだろう？」「なんでそんなことが起こるの？」

この瞬間、すでに映画が再生されていますよね。

そう、あなたも知っていますよね、こういう映画が頭の中で勝手に流れ始めることを。

でも、今のあなたは知っています。

その映画が流れているとき、自分がソース以外の何かの影響を受けているということを。

そう気づいたら、もう一度エアコンの音に意識を戻しましょう。

それが、さっきまで見ていた白昼夢からの甘い解放になります。

実際に、そのおかげで白昼夢は背景へと消えていきます。

なぜなら、あなたは心を静め、もうその出来事やあの人がしたこと、自分が感じた失望に対してアクティブではなくなっているからです。

このように、自分にとって重要でないもの、例えばエアコンの音に集中することで、今までアクティブだった波動を非活性化させることができます。

すると、その映画はもう流れなくなるのです。

もしまたその映画が流れ始めたとしても、自分を責めたり、その映画を嫌ったりしないでください。

ただ、「今、これが自分の波動の中でアクティブになっているんだ」と理解すればいいのです。

では、どうすればいいのでしょうか？

新しい映画を作ればいいのでしょうか？

いいえ、それはできません。

なぜなら、もし新しい映画を作ろうとすれば、結局今流れている映画を強めてしまうだけだからです。

すでに受け取りモードに入ってしまっている以上、それを意識的にコントロールしようとすると、逆にその影響をさらに受けてしまうのです。

あなたは最初から、「嫌な人たちのことや、自分にされた嫌なこと、世の中の不満を考えよう」と意図して瞑想を始めたわけではありませんよね。

ただ、それがすでに自分の波動の中でアクティブだったから、無意識のうちにそうなっただけなのです。

では、解決策は何なのでしょう？

こういう状態のときに、自分のためにできる最善のことは何なのでしょう？

それは、エアコンの音、または自分が使っている何かに集中することです。

揺らめく炎でも、水が滴る音でも、何でもかまいません。

大切なのは、それがあなたの注意をそらすものであることです。

そうして、自分をその気の散る状態へと戻していくと、体にふわっとした感覚が生まれ、少し麻痺したような感覚を覚えるかもしれません。

そのうち、足の感覚と鼻の感覚の違いが分からなくなったり、首筋の後ろにかすかな動きを感じたりすることもあるでしょう。

それは人それぞれですが、無理にコントロールしようとしないでください。

これは、あなたが演出する映画ではないのです。

心を静めることで、抵抗の影響を受けていた映画は次第に消えていきます。

その静けさの中に身を置いたとき、瞑想を始めて10分経つ頃かもしれませんし、それ以上かもしれませんが、新しい何かが訪れるのです。

本当にその切り離された感覚になると、また別の映画が流れ始めるかもしれません。

その映画が流れている間にどのように感じるかで、自分がどんな影響を受けているのかが分かるのです。

これが、あなたがどの影響を受けているかを知る方法です。

これは、その理解を深めるための最良の手段でもあります。

なぜなら、日常生活の中では、あなたが発している波動に対する反応があまりにも速く返ってくるため、気づく間もなく流れに巻き込まれてしまうからです。

つまり、すでに勢いがついてしまっているため、それを止めるのは難しいのです。

でも、静かに座って、呼吸を整え、抵抗を解放するような音に耳を傾けていると、その流れを断ち切るのが簡単になります。

昨日も、エスターが瞑想をしていたとき、ある映画が少し流れ始めました。

でも彼女は、意識を戻してもう一度集中しました。

するとまた、その映画の続きが少しだけ流れました。

でも再び集中すると、映画が止まりました。

そして、ついにその映画が戻ってくることはなくなり、別の映画が流れ始めたのです。

これが私たちが伝えたいことです。

自分がどんな影響を受けているのか、自分自身で確認できる方法を見つける必要があります。

それはコントラストがなくなるという意味ではありません。

抵抗を感じることもあるでしょう。

でも、そこに費やす時間がどんどん短くなっていくのです。

エスターは、ある日こんな経験をしました。

「問題、解決、問題、解決、問題、解決……」

彼女は、何かに取り組んでいたのです。

「問題、解決、問題、解決…」

でも、ある瞬間にそれが反転しました。

「解決、解決、解決…」

そして、「問題、解決、解決、解決…」と解決の方が多くなり、流れがスムーズになってきたのです。

エスターの庭には、小川が流れています。

彼女にとって、その小川はとても大切なものです。

ある日、大切な人が訪ねてくることになり、その人にもこの小川の心地良さを感じてもらいたいと思いました。

この小川は、一日中、一晩中、絶え間なく流れています。

エスターは、この小川が大好きで、大切な人に見せるのが何よりも楽しみでした。

前の晩、彼女は庭の小道を歩いて小川のほとりに立ち、「小川よ、本当にありがとう。いつも変わらず流れてくれて、私はあなたが大好きよ」と思いました。

そして翌朝、庭師たちがやってきました。

その日、大切な人が来るので、彼女は庭師たちに「少し掃除して、できるだけ綺麗に整えてくださいね」とお願いしました。

でも、彼女が外に出てみると、小川が流れていなかったのです。

庭師たちは「今日はフィルターを掃除するのにちょうどいい日だ」と思い立ち、作業を始めたのですが、そのせいでポンプの起動を失い、水の流れを止めてしまいました。

そして、どうしても再稼働できなくなってしまったのです。

エスターは、この状況が気に入りませんでした。

本当に気に入らなかったのです。（会場笑い）

庭師たちは、エスターが何を考えているかをとても気にしていました。

彼女の表情を見て、彼らの手が止まりました。

エスターは穏やかな言葉を使おうとしていましたが、明らかに動揺していました。

そして、思わず「なんで今日なの？ どうしてそんなことをしようと思ったの？」という言葉が口をついて出てしまいました。

結局、その日は小川を復旧できませんでした。

翌日も流れないまま、さらに次の日も流れないままでした。

そんな中、エスターは瞑想のために座りました。

でも、彼女の頭の中で流れ始めた映画は「彼らは私の小川を潰した！ だから私も…！」というものでした。

その瞬間、彼女は私たちの話を思い出しました。

自分の波動、つまり引き寄せのポイントが、今起きていることによって決まっている、そして、それでは何も変えられないということに気づいたのです。

もっと良い状態にするためには、自分の波動を整えて、本当に望んでいるものを受け取る状態にならなければならないのです。

これまで以上に、彼女は小川が流れることを強く望んでいました。

ですが、これまで以上に、その願いに対して矛盾する状態にもなっていました。

なぜなら、現実としてすでに3日間も小川が止まってしまっていたからです。

そこで、彼女は瞑想を始めました。

例の、何の意味もないエアコンの音を聞きながら。

彼女は、何をすべきか分かっていました。

今起きていることを手放さなければなりません。

そうしない限り、望んでいることは起こらないのです。

彼女はなんとかそれをやり遂げました。

その日、エアコンの音はいつもより愛おしくに感じられました。

彼女はその音に集中し、無の感覚に包まれることで安心感を得ました。

すると、小川とはまったく関係のない映像が彼女の頭に浮かびました。

小川の映画を再生すると、すぐに抵抗の波動が活性化してしまいます。

内なる存在やソースは、それを十分理解していました。

私たちは、彼女をわざといじったりはしませんでした。

「さあ、小川についてポジティブな考えを持つ準備はできましたか？」なんて言ったりはしませんでした。（会場笑い）

代わりに、彼女が簡単に意識を向けられるような、全く別の映像を映し出しました。

小川のことを考えるとネガティブな感情が湧いてしまうと分かっていたので、彼女が気持ち良くなれるような、関係のない映像を送りました。

分かりますか？

これは、あなた自身や、あなたの友人、家族、子供たちにも試してみる価値のある方法です。

そうして、気持ちの良い思考に浸っていた彼女は、瞑想から目覚めたとき、ふとある考えが浮かびました。

「そうだ、小川を作った人に電話しよう」

さて、彼はどこにいたと思いますか？

なんと、彼女のすぐ近くにいました。

どれくらいで彼女のところに来られたと思いますか？

たったの2分です。

そして、小川を直すのにかかった時間は、わずか5分でした。

これが、抵抗のない思考の力です。

庭師たちも、いずれは解決できたでしょう。

彼らもかなり近いところまで来ていました。

でも、エスターの疑いが強すぎたのです。

あなたの周りにも、あなたが求めているものを与えようとしている善意を持った人々がたくさんいます。

でも、もしあなた自身の期待がそれに逆らうようなものになっていると、彼らはそれを実現できなくなってしまうのです。